あの日のキミが好き~True Love~

「え…?」


突然のお母さんの言葉に戸惑うばかり。


「美夜の表情見たらすぐわかるわよ」


やっぱりお母さんはお母さんだなぁ…。


顔合わせたらすぐにバレちゃう。


「実は再会して…。コウちゃん、暴走族の総長になってた」


もう終わったことだから話してもいいや。


話したくない理由なんて別にない。


「あのコウちゃんが…」


お母さんの頭の中でも、優しくて思いやりのあったコウちゃんが浮かんでるんだろう。


「極悪非道な人間になってたの…。私は昔のコウちゃんに戻ってほしくて試行錯誤したんだけどねー。全然ダメだった」


そう笑ってスイカにかぶりつく。


ひんやりした甘みが口一杯に広がる。