あの日のキミが好き~True Love~

東京の空気を忘れようと、私はこの村に帰ってきた。


「そう…」


右腕の包帯と太ももの包帯はなんとか衣服で隠れてる。


傷はかなり深いから傷が塞がるまで随分時間がかかるみたい。


それに…たぶん一生痕が残るだろうって晴流が言ってた。


消えない傷。


「典子さんから頂いたスイカ冷やしてあるから食べる?」


「食べる」


久しぶりの居間に入り、ちゃぶ台の前に正座する。


昔は苦手だったけど、コウちゃんがちゃんと正座してたから真似してできるようになったんだっけ。


懐かしいな。


「東京はどう?小学生の頃の友達に会えたりした?」


みずみずしそうなスイカを運びながらお母さんが言った。