どんな遠くに居たって、君の場所はすぐに分かるよ。

「俺がお前をわからない訳ないじゃん?
お前が俺を見つけられないなら、俺がお前を見つける」


いつも、キラキラ輝いていた。


神田外語大学に受かるために、頑張って勉強してた姿を、俺は、知ってる。


「葵ちゃん………」


愛しい君の声が聞こえた。


人ごみの集団が見てる。

「葵ちゃん、みんな見てる」

関係ない、と抱き締めた。


関係ない、と唇にキスを落とした。

やれやれ、と叶多が去るのが見えた。