「………」



目を覚ますと私は土の上に座り込んでいた。

あれ?なんで私こんなところに…?

私、死んだよね?
というか、何この服。
ボロボロなんだけど…


てか、何この建物。
なんか……和風。

江戸時代とかにこんな建物ありそーって感じの。



周りの人はみんな和服を着ている。


あんまそういうのには詳しくないけど、なんか中学の時見た江戸時代の風景画がこんなのだったはず。











んー?????



なんだこの状況。
何がどうなってる?

えっ?まずここどこ?
What's?

そしてなんで私こんな所にいるの?


え?
死んだよね?
私死んだよね?
トラック当たったもんね?
そーだよめっちゃ痛かったもん!




と、とりあえず歩こう!知ってるところに出るかも!


私は勢いよく立ち上がった。


……………?

え?なんか…目線が…低い。


私は近くにあった水たまりを覗き込み、自分の顔を確認した。

お…幼い。

水たまりには6歳くらいの小さな女の子の顔が映し出された。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」


自分から出たとは思えない高く大きい声が謎の昔っぽい街に響いた。