世界に祝福を

悪魔になってしまった彼は、偶然出会ってしまった人間

の女の子に襲いかかりました。

いつもみたいに、大きな声で叫ぶ……、そう思っていた

のですが、叫びません。

それどころか、一言も。

『私はね、普通の子じゃないんだって。』

その言葉に、彼の体はピクリと反応しました。

『私は不幸の子なんだって。だから、私はここで殺され

てお終い。』

その欲のない瞳に、彼はこう感じました。

『君と一緒なんだ』と。

それから、彼は彼女と仲良くなり共に旅をするようにな

ったのでした。

それから、彼らは結ばれ愛する人と出会うのでした。

めでたしめでたし。