コン コン と、軽快な音が響くと中から、 「どうぞ」 と、重く威厳のある声が聞こえてきた。 「失礼します。」 そう言いながら校長室へと入ると、 そこには、先程の声の持ち主 であろう一人の男性が、私達をジッと 見つめていた。