『たまには外に出たいの。』 「えっと、その姿ではちょっと…。」 確かにこの姿のままだとマズい。 金の髪に瞳。 極めつけには狐の耳に尾があるんだもん。 「それだと流石に人間に捕まります。 譲葉様は半分人間なのでがっっつり視えますし。」 『だ〜か〜らぁ〜〜♪』 「…え゛??」 小天狗ちゃんに笑顔を向ける。 『変化の術的なの教えて欲しいな…☆』 半泣き状態の小天狗ちゃんに しつこくお願いしてどうにか教えて貰った。