「真紅、危急の事態、気分が回復しないのはすまないが、行くぞ」 「うん……」 黎に、何かあったんだ。 切羽詰った様子は、この場にいる全員からわかる。 「天音、無炎、残党がいるかもしれん。総て捕らえておいてくれ」 「承知した」 「承りましたわ」 「無月は無炎たちと一緒に。涙雨、お前は縁のところへ。紅亜様をお護りしてお連れしろ」 「ああ」 『あいわかった』 白ちゃんと黒藤さんは、それぞれ式に命を出した。 「白ちゃん……何があったの?」