白ちゃんに促されて、私はその隣に並んだ。
……のを、すぐに後悔した。
今更ながら、白ちゃんの――黒藤さんも――容姿は人目を引くのだと実感した。
しかもこの制服――名家の子弟が多いと有名な、名門・斎陵学園(せいりょうがくえん)のものだ。
学校がここから遠いわけじゃないけど、この辺りでは見ない制服姿。
何故そんな人がこんなところを歩いていると、好奇の瞳で見られている。
……しかも白ちゃんの制服は男子のもので、パッと見もイケメン男子。
更に私の隣には学園で王子様然と見られている桜城くん。
クラスメイトの女子には黎が彼氏だと宣言したばかりだけど……。
「……ごめん、白ちゃん、離れて歩いてもいい?」
「? どうした?」
「……みんなに見られてる……」



