「……真紅は何してるんだ?」 海雨の背中に隠れた私を見て、黎は首を傾げた。 む、向こうからやってきただと……⁉ サービスし過ぎではないか⁉ 急に逢えるようになった黎に、正直戸惑っていた。 「って言うか黎さん! いつの間に真紅に手ぇ出したんですか! わたしの許可もなしに!」 内容だけ聞けば憤慨しているように聞こえるけど、海雨の声は楽しそうだ。 「ごめんな。梨実の友達とは知らなかった」 黎は苦笑気味に言う。海雨のこと、黎には筒抜けか。