朝から私、姫野 奏音は、歌う。


前にいるのはたくさんの動物達。

今私は小さなコンサートを開いている。



奏音「〜♪」



やっぱりあさイチの歌はいいな♪


歌が終わりコンサートを閉めると

動物達はゆっくりと帰っていく。




リビングに戻ると、お母様とお父様が起きていた。




母「奏音の歌はやっぱりいいわねぇ♪」


父「ああ、流石だな。」



奏音「ありがとう♪」



席につき朝食を食べる。



今日はお休みだからいつもよりのんびりする。



食べ終わるのとお母様が話があると言ってきた。



奏音「お母様、なんの話?」


母「いいから、座って座って♪」



奏音「え、ええ…。」



座ると同時に感じる重い空気。


き、気まずい…。



少したって、口を開いたのはお父様だった。




父「奏音。落ち着いて聞いてくれ。」



奏音「…?」



どうしたんだろう…?


改まって…。



父「実はな、仕事で出張することが決まっ
たんだ…。」



奏音「ど、どこに…?」



母「海外よ…。」