頭の中で考えていても、つい顔に出てしまっているみたいだ。


「高宏と美花は仲良いのかなって思って」


あたしがそう言うと「高宏が美花の事を好きだった面白いよね」と、弘江が言う。


あたしと弘江は軽く目を見交わせた。


きっと思っていることは同じだろう。


「2人とも、あたしにも話してくれなきゃわからないよ」


1人取り残されている直美が困惑顔でそう言って来た。


「高宏は美花が好き。それも秘密になるんだよ?」


あたしがそう言うと、直美が気が付いたように小さな声で「あっ」と呟いた。


でも、どうせならもっと大きな秘密がいい。


あたしのポイントはもうすぐで3万ポイントまで貯まるのだから。


1億まではほど遠いけれど、ブランド商品には手が届きそうなのだ。