和輝くんに許可を貰って 学級委員長からプリントを受け取り、 2人で晴翔くんの家に来た。 ピンポ-ン 「はーい、どちら様でしょうか?」 インターホンから大人の女の人の声が聞こえた。 「あ、あの、私 晴翔くんのクラスメイトの雨水椿と言います、授業のプリントとか届けに来たんですけど……」 先生ぐらいにしか使わなくて 慣れていない敬語で頑張って伝えると 中から人が出てきた。 「どうぞ、あがってください!」 「「おじゃまします」」