「……ば…き…つ……ば…き…椿!」 横を向いて寝ていた体を揺すられ、私は起きた。 「大丈夫?お昼持ってきたよ」 目を覚ますと、隣に明莉と晴翔くんがいた。 「わざわざ持ってきてくれてありがとう」 明莉にお礼を言った。 「いいよこれぐらい」 「晴翔くんが運んでくれたんだって保健の先生から聞いたよ…?ありがとう、迷惑かけてごめんね…」 「俺は迷惑だって思ってないよ、俺の事より自分の心配しろよ、本当に大丈夫か?」 「うん、大丈夫だよ」 「ならいいけど……」