一応、報告することにした。




「朝、晴翔くんに告白してきた人が自販機の前で私の事、待ち伏せしてて……」




そうやって話し始めて、全て話終えると




“大丈夫だった?”と一番に心配してくれた。




私は、いい友達と巡り会えたね。




なんてふと思ってしまった。




パンを食べて元気を出した。




帰り道。




心配して明莉も途中まで一緒に帰ってくれた。




2人ともありがとう。




でも、そこまで私弱くないよ…?




心配しすぎだよ。




心の中でそう つぶやいた。




「ありがとう」




小さな声で喋った。




聞こえるかもわからない本当に小さな声。




「いいよ」




晴翔くんはそう言った。




聞き逃さないんだね。




無事家に帰った。