泣き過ぎたせいか、痛いほど目が赤く腫れた。 あー…優しいから、晴翔くんは心配するんだろうなぁ。 ふと窓の外を見ると、もう日が登り始めていて、綺麗な朝焼けが見えた。 私はゆっくりと窓を開けた。 じっと朝焼けを見た。 いや、目が離せなかったという方が正しいのだろうか。 あんなに綺麗な朝焼け見たのは生まれて初めてだった。 私にも、あれだけの魅力があったらな……。