なんか、和輝くんと似たようなことしてる……。
少し嫌だな。なんて思ったけど
晴翔くんだから、私を裏切った和輝くんじゃない。
そう思い込むことで、気持ちを抑えた。
「うん、かえる」
私は、そう言うと傘を私が持ち、
そのまま晴翔くんの背中に、体を預けた。
ねえ、いつか……
晴翔くんまで、裏切ったりするの?
なんて疑問が浮かんだ。
「晴翔くんは、しない、よね……?」
「んー?なにを?」
「…………何でもない。気にしないで」
少しの間もなく
「しないよ。
俺は、絶対椿を悲しませないし
ずっと椿の傍にいるから」
私のそばに……?
ずっと?
さっきまで苦しかった胸の痛みとは
少し違う。
ドキドキとした感覚が少しあった。
「好きになれるかな……」
「必ず好きにさせるから。
俺の事しか見えないくらい、好きにさせるから」
「……本当に?」
「うん、本当。出来るよ任せて」
何の根拠があるんだろう。
でも、任せてみたくなった。
「期待してる」
私は、そう言った。



