なんて、考え事をしていたら
コンッ、コンッ。
ドアをノックする音が聞こえた。
「ご飯、食べれる?」
お母さんが、聞きに来たのだ。
私は、食欲ないからいらない。
そう、いおうと思ったけれど……
なんとなく、晴翔くんの顔が浮かんで
『食べないと体に悪いぞ』
そう頭の中で言った。
「食欲ないけど……食べようかな」
「雑炊でもいい?」
「なんでもいいよ、好きなの作って」
食べるものなんて、特に意識してなかった。
なんでもいいと思った。
今は何が食べたい、だとか特に思いつく訳でもなく
とりあえず何かを口に入れれば、なんて考えていた。



