「とにかく、外では不用意に発言しないでくれ」 「えー。よくわかりませんけど、まあ、気をつけます」 気をつける気なんてないだろ! 「俺、疲れた。もう疲れた」 ため息をつく。 俺がどうして疲れたのか全く理解していない副島は「大丈夫ですか、散歩行けます?」と慌てだした。 大事なのは俺の体調よりも一緒に散歩することなのか。 ああ、時間を巻き戻したい。 戻れるなら、放課後の教室にいて、副島から告白されるのかもって誤解していた時間よりも前に戻りたい。 で、副島に会う前にダッシュで逃げる。