「それはつまり……単刀直入に言うと?」 「君がターゲットになる可能性が高いってことだ」 静かにキーボードを打つ手を止めて、櫂さんはメガネをくいっと押しあげる。 突然告げられた脅迫にサーッと頭から血の気が引いていくのを感じながら、私は唇を引き結んだ。 ターゲット。 つまり、今日絡んできたやつらがいる組織から個人的に狙われてるってことだよね? それは──ああ、どう考えてもまずい。 いろいろな意味で、まずい。