「で?」
「あ、あのぉどうも胡蝶蘭の三代目も参戦しているようでしてェ〜……」
「三代目?……月岡雅か」
「ほ、他当時幹部の全メンバーと例の伝説の姫、おまけに前衛には初代総長が……おふっ!」
今度は地面に蹴り飛ばされた龍靭の元総長が、私の前まで転がってくる。
さすがに手加減はしているのか、本気で殴っているわけではないようだけれど、それにしたって暴力的だ。
「……まあ、奴らも本気ってわけだね。十分愛されてるじゃないか。お姫さま?」
「っ……」
「しかしまぁ、彼女まで出て来るとは……さすがに分が悪い。ふむ、参ったな」
まるで危機感なく「命がいくつあっても足りないよ」と苦笑しながら、矢倉は転がっている男を無理やり引き起こす。



