嘘つきお嬢様は、愛を希う



「はいはい、雅はほどほどにねー。れいたんもやり過ぎちゃダメだよー。……あー久しぶりなこの感じ? まぁ俺も、さすがに手加減は出来ないかもだけどさ」


「なあ唯織、俺はなんだかんだお前が一番心配なんだよ。向こう水に突っ走って一番怪我して帰ってくんのはお前だろ。サリちゃんも……まあ大丈夫だとは思うが、無理はすんな」


「うっ、分かってるってば。……柊真のお母さんぶりも相変わらず過ぎてビックリだよ、ほんと」


「俺はお母さんじゃねえ。……あ、櫂はノートパソコン置いていけよ」



──こりゃ大変だな。


三代目が曲者揃いだとは知っていたが、いざ戦場に出てみればもはや手が付けられない。


俺を含め、五代目メンツの瀬良や風汰、天馬は比較的常識を持ち合わせている方なのだと痛感する。