嘘つきお嬢様は、愛を希う



強がりじゃない?


強がりだよ。


強がりに決まってる。


強がらなくちゃ、私はこの世界で息をすることが出来ないんだから。


それが強さじゃないってことくらい、自分がいちばん分かっているくせに。



「……もうタイムリミットだよ、椿桐乃」



どこか、私の奥深くで。


──ストン、と何かが離れる音がした。