……朝起きて、理月たちと共に学校に行き、日中は誰かしらと共に行動し、夜は下っ端の子たちと戯れながらのんびりと過ごす。


暴走族の中に女ひとりで飛び込んだあの日は、まさかこんな生活をすることになるなんて想像もしていなかった。


毎日があっという間に過ぎていく。


そんな毎日が……不思議と、嫌じゃない。


最初こそ警戒していた下っ端の子たちも、最近は自ら寄ってきてくれるようになった。


むしろ、少し申し訳ないくらいに慕ってくれている。


『野良猫隊』──この三人にしてもそうだ。


けれど、それは同時に最近の悩みの種にもなっていて。