嘘つきお嬢様は、愛を希う



「なに言ってる。仮にも学校なんだから、他学年の授業を受けても仕方がないだろう」



容赦なく突きつけられた正論。


うっと言葉を詰まらせた私にしれっとした目線を送りながら、櫂さんが考えるように腕を組んだ。



「それにおそらく──俺の勝手な見立てだが……理月は君が他のところへ行くのは許さないと思うぞ」


「どういう意味ですか、それ……怖いんですけど」



見張るとか見張らないとか、そういう問題?


それとも私を玩具にするために近くに置こうとしてるの?


ああ有り得るな、あの男なら。


櫂さんの後をすごすごと付いていきながら、ガクンと肩を落とす。