「了承は得られたぞ。校内見学ってことで話を通してくれるそうだ。まあ懸念事項といえば……生徒が男子しかいないことくらいか。一応共学だから問題はないが」
「それ問題ないんですか!?」
小中高と女子校通いの私が男子の園に放置されるなんて、考えるだけでも恐ろしいのに……!
「あの高校の生徒は半数以上がうちのメンバーだから、あまり心配しなくていい。総長がいる手前、ガキ共もヘタなことは出来ないだろうからな」
……半数以上が胡蝶蘭の、メンバー?
これまた衝撃的なことを耳にして、もはやなにも言えなくなる。
しかもあの理月と一緒に授業を受けろって?
「ほ、ほかの幹部もいるんですか?」
「ああ。一年には天馬が、三年には風汰と瀬良がいる。ちなみに理月は君と同じ二年だ」
「それなら私は天馬のところに……」
天馬とも正直あまり二人きりにはなりたくないけど、実の姉弟であるぶん一番不安要素は少ないはずだ。
そう思ったのに、櫂さんは怪訝な顔をして私を見る。



