今日は入学式、特に念入りにナチュラルメイクを施す。
化粧して学校行くところを、家族に見つかると面倒なことになるに決まってる。
打ち合わせがある振りして、一昨日と同様にさっさと家を出た。
一駅程度の電車通学は、はっきり言って面倒臭い。
電車の時間に合わせて、行動しなきゃいけないし…。
雨の日以外は、自転車で良いじゃん!
そう言ってみたものの、家族が反対するので断念した。
原因は、スペシャル運痴だから。
一応、自転車は乗れるって言ってはみたものの、ダメだった。
桜吹雪の中、校門をくぐったところで、いきなり腕を掴まれた。
「ワカ!」
っていう、私を呼ぶ声と共に。
「はい…?」
私の言葉に疑問符がついたのは、相手が見知らぬオジサンだったから。
え?何?呼び捨てされる筋合い無いし!…ってか、何でニックネーム知ってるの?
軽くパニクってるところで、強風に煽られた。
まるで桜色のカーテンをかけられたような桜吹雪に、視界が遮られる。
化粧して学校行くところを、家族に見つかると面倒なことになるに決まってる。
打ち合わせがある振りして、一昨日と同様にさっさと家を出た。
一駅程度の電車通学は、はっきり言って面倒臭い。
電車の時間に合わせて、行動しなきゃいけないし…。
雨の日以外は、自転車で良いじゃん!
そう言ってみたものの、家族が反対するので断念した。
原因は、スペシャル運痴だから。
一応、自転車は乗れるって言ってはみたものの、ダメだった。
桜吹雪の中、校門をくぐったところで、いきなり腕を掴まれた。
「ワカ!」
っていう、私を呼ぶ声と共に。
「はい…?」
私の言葉に疑問符がついたのは、相手が見知らぬオジサンだったから。
え?何?呼び捨てされる筋合い無いし!…ってか、何でニックネーム知ってるの?
軽くパニクってるところで、強風に煽られた。
まるで桜色のカーテンをかけられたような桜吹雪に、視界が遮られる。


