書生は、当然のように私の部屋に居座る。



空の本棚に、無造作に本を詰めていった。



「止めてくれない?

種類ごとに整頓したいから、あとは自分でやるし。」



書生はその手を止め、私を舐め回すように見る。



「ってか、もう良いから出てって。」



「出て行くワケないでしょう?

せっかく、2人きりになれたんですからね。」



何言ってるの!?



「それにしても…最近、少しは女性らしい体つきになったんじゃないんですか?」



この馬鹿、どこ見て言ってんのよ!!



開襟の胸元を押さえながら、いくら夏だからって薄着でいた自分を恨んだ。



「やっ…!」



肩を掴まれ、そのまま押し倒された。



「放して!!」



足をばたつかせながら抵抗したとこで、聞くはずもない。



私の足を押さえ込むと、デニムのホットパンツのジッパーを下ろした。



いきなり、そこ!?



どこまで、ヤル気満々なワケぇ?