『俺は、大丈夫だから。さぁ。』 『でも…。』 『はやく、逃げろって。』 『うん。分かった。』 駆け足で二人から逃げてきた私。 私の身の回りで 最近変なことばかり起きている。 『みるく!』 ビックリして顔を上げると、 恵と孝がいた。 『どうしたの?』 『みるくこそ、 どうしたんだよ。 走って角を曲がって来るからさ。』