「うぉー!美代(みよ)ちゃんー!」
そう言い、幸成のお母さんはハイテンションで私のママの名前を呼んだ。それも、とても馴れ馴れしく。
「麻龍!って、あ、この子ね、あたしの娘なんだけど!幸成くんって!小夜(さよ)の息子ー!?」
私のママの口から出た、小夜という人が、幸成のお母さんの名前か。
「なになに?どういう関け...「ぐうぜーん!」」
幸成の質問なんて耳にも止めず、小夜さんは続けてる。
私のママも聞きそうにない。
「「諦めっか...。」」
そう呟いたのは、私だけでなく、幸成も同じだった。
私は、キリがないと思い、幸成を手招いた。
幸成も、それを想像していたように、すんなり入ってきた。
「いつの間にこんなに気が合うようになったんだろう。」
つい口に出てた!やっちまった。
そう思ったけど、その声の主は幸成だったらしく、りんご?いちご?唐辛子?何でもいいか。
そんな感じの食べ物を連想させる程、顔を真っ赤にしてたってことだけ。
あ、それから、この時の幸成の顔を見て、私は幸成のことが可愛いと思った。と共に好きだとも思った。
これは忘れちゃダメだよっ。何となく幸せになったから。共感できれば良し。



