「ぜひ明日もお願いするわ」 嬉しそうなスフィア様の声が二人しかいない庭園に響く。 そんな姿に私までもが嬉しくなって、口元が緩む。 「……………では、今日はもう中へ戻りましょう。おやつでもご用意致します」 私はそう言って微笑むと、暗い暗いあの部屋へと戻った。