ここに……。

俺の愛する妻は監禁されているんだ。


なんてひどいことを……。



「リカ……」


リカを救い出そうと、名前を口にした瞬間……。



「あ~! やっぱこの部屋落ち着くわぁ!!」



少し枯れてはいるが、それは紛れもなくリカの声だった。


しかも、すごく楽しそうな感じで。