『藍華!!』

声のしたほうを振り返ると来斗がいた。

『藍華?こいつ誰…?』

『私の…元彼…。』

『はぁ…?
 お前、藍華に何の用だよ?』

『俺、もう一度。
 藍華とやり直したくて。』

『そんな勝手なこといってんじゃねぇよ。』

『彼氏いるんなら、俺も手ださねぇよ。
 でも、これだけ受け取ってほしい。』

『うん。』

来斗にもらった紫の水晶は
大切に机にしまっています。

これからも圭司と一緒にいたいから。

『藍華、はやくしないと授業遅れるよ?』

『わかってる。メイは先行ってて。
 私圭司と行くから。』

『分かった!相変わらずラブラブだねぇ。
 お二人さん♪』