『守山さん。あの。』 『はい。何ですか?』 紺と話すのは、 これが初めてなんじゃないかと思う。 中学の頃は梢のことが好きだった。 でも、流羽も同じだって気がついて… あきらめた。 今は、それでよかったって思っている。 俺は、紺に片思いをしている。 俺はポケットから水晶をとりだして 紺の手のひらにおいた。