保健室で休んだら

よくなったので体育館に戻った。

私は、

もちろん流羽が不機嫌なことを知りません。


それなのに、

流羽の前に座ることになった。

立ちくらみがして、

流羽に体が触れたときに、

あまりにも不自然な

避けるような態度をとったので、

なんでかなぁ?

と思った私は、

後ろを振り向いて流羽に

「ねぇ、どうしたの? 
 …流羽 くん?」

と言ったら、

騒いでいた回りの人が静まりかえりました。