いつか、眠るまで









西風がハッとしたように言う。



い、いや、別にいてもいいと思うが…

というか、いてくれないと心臓もたないし。



と、言おうとすると、



「ううん!舞もいていいよ!ね?楠木くん?」



思わずぽかんとする。



いつもの未亜だったら、黙って顔を赤らめているはずなのに、今日はそんな様子は見られない。



西風もそれに気づいたのか、


「…あっ、じゃあ、うちも一緒に食べる。」


と、いつものパワフルさがない声で言う。