いつか、眠るまで









「いいよ」



えっ、そんなあっさり?



「ただし」



その一言に息をのむ。



「未亜が歌ってからね。」



ガクッ



「はぁー、なんというか……うん、まぁいいけどさ。」



と言っても、カラオケなんて久しぶりすぎてよくわからない。



特に、目の前にある四角い機械。



これが一番わからない!

何これ?iPad?



さっきからずっと思ってることだけど。



すると、突然目の前から四角い機械が消えた。



楠木くんが奪ったから。