私は、舞に全てを話した。 舞は黙って聞いてくれた。 話し終わっても、舞は「辛かったね。」と悲しんだり、「未亜が可哀想!」と怒ったりはしなかった。 でも、それが私にとっては逆に心地よかった。 「未亜、あと何年生きれる?」 舞が口を開く。 「わからない。さっきも言ったように、今はだんだん良くなってきてるって先生が言ってたから。」 舞は、私の手を取って立ち上がった。 「今から遊ぼ!」 そんな反社会的なことを言い出した。