「私は、反対されてもずっと一緒に居たい」

大丈夫、と君が、手を握る。


例え、何があっても離れない………
強く繋がれた手から伝わる温もり、想い。


きっと、何があっても進くんは私を離さない。


家の前まで来たら、足が固まる。

前に進まない。

「大丈夫……」



君が、大丈夫言うから大丈夫な気がする。


ガチャーーー。


あ、、お母さん。



まだ、心の準備すらないのに、ドアは開いた。


「あら、カンナ。それにーー貴方は」

お母さんの目は、一瞬で変わった。