「いいよ、カンナ……ずっと側に居て。

もう離さないっ」



「うん、離さないでっ」



もう、壁はない。

君の横は、いつも繋がってる。

気付いたら、男の子もいない。

たった、二人っきりになっていた。


「教えて………なんか合ったから離れたんだよね?」



分かってる。


きっとーー