嘘つきピエロは息をしていない


 この街に俺の過去を知る人間はいない。

 流行りやファッションの知識を詰め込み。

 死ぬほど勉強して、ここらでは有数の進学校に入った。

 そうして今の暮らしがある。

 ここで人生を再スタートさせた。

 結局、そのキラキラした世界も、綺麗なんてものじゃなかったが。

 今日も俺は、俺のために生きている。

 誰かのためじゃなく、自分のためだけに。

 だけどこの先、俺は、どこに向かうのだろう。