嘘つきピエロは息をしていない


 部長は私に背を向けてしまった。

 怒らせてしまったのかもしれない。

 けれど私は、この決断は間違っていないと信じたい。

【それが正解だと思って選んだんだろ?】

 ナイキくんからそう聞かれとき、自信を持って『うん』と言えなかった。

 でも今は違う。

 これが正確だと思った。

 ときには“選ぶ”ということをしていきたい。

 生意気かもしれないけど――

「偉いじゃないか。自分で決められたね」