「はは。お前なかなか面白いな。ツッコミの才能あるんじゃないかー?」
ポケットから取り出した携帯灰皿にタバコを突っ込む。
既に中には吸い殻が溜まっているのだろうか。
半ば強引に押し込んでいる。
マメに捨てろよ。
「誰かさんが大ボケだからな。ツッコミが追いつかねぇくらい」
「あはは。吉川か。吉川は、ツッコミどころしかねぇな」
「……アンタもな」
吉川のことよく知ってそうな口ぶりだが、吉川も美術選択してんのか?
だとしたら一人だけクソ真面目に授業受けてそうだな。
そんで保に可愛がられるのも納得できる。
「かわいいよなぁ。吉川。つい味見したくなるくらい」
「テメェ……!」
「ああ。そんな警戒しなくても俺は生徒には手は出さねぇから。味見したくなるくらいってのは嘘だ。にしても、簡単に剥がれちまうねぇ。吉川のことになると」
コイツ完全に俺のことおちょくってやがる。
「別に警戒なんてしてねーけどな」
「ツンデレの、つっつんにしとくか」
「嫌じゃ」
「デレオ。いやデレデレくんとかどーだ?」
「もうなんでも好きにしてくれ」


