嵐のように現れて嵐のように去るやつだ。
話があると言われて散々付き合ったわけだが、一体どれが本題だったのやら。
きっと全部伝えたいことだったには違いないが、朝から妙にそわそわしてた原因は何だったんだろう。
まぁ俺としては腹がくくれて良かった。
このまま吉川のこと避ても仕方ねぇ。
あいつだっていつか好きなヤツくらいできる。
恋の相談をされたそのときは逃げずにのってやろうと今なら思える。
吉川から特別な笑顔を向けられる相手が俺じゃないなんて考えただけで……正直苦しい。
受け入れ難い。
それでも。吉川が嬉しいと、やっぱり俺も嬉しい。


