一匹狼くん、拾いました。



自分の体が、実の父親に拘束されている。





こんなに不自由なことってない。






俺はそう思いながら、心の中で泣き叫びながら、





日々を過ごす。






毎日毎日無理矢理好きでもない体制にされて、傷を作られて、ご飯すら何を食べてよくて何を食べてはダメか決められて、お弁当もお年玉も一生涯もらえずに、無駄に日々を消費していく。






楽しいなんて思ったことなんてない。






……なかったんだ、お前らに出会うまでは。