「しかし血流に勧誘って、緋也もこりないよな」 仁は笑いながら言い放った。 「まぁなー。そーだ。仁、昼休み一緒に屋上行こーぜ」 俺は仁の肩を叩いた。 「巻き添えじゃねぇか。それにしても、緋也の奴一週間以上声掛けてこなかった癖に今更何なんだ?」 仁は手を組んで不思議そうな顔をした。 「そーだなぁ……」 まぁ、行ってみるか。