「総長の姫って、うちには…………」


総長の姫なんて、うちにはいない。


何を勘違いした………?


まさか………


俺だけじゃない、千も冬も気づいたように咲を見た。


あの場にいたのは、咲だ。


「私………?私が行けば助かるなら行こう‼
今すぐ行こうよ!!」


咲を、連れてゆく………?


咲を危険な場所に行かせたくない。

だけど…………。


冬を見たら、少し歪んだ表情。