*咲side*

いつも、隣にいたお兄ちゃんは私の彼氏。

オバケ屋敷に入る時も、怖く怯えてる私に"大丈夫"と優しく手を握る星に、、


これからも、ずっと一緒に居られるってこのうえない幸せだと。。

星の数ほど男の人がいる中で、彼じゃないとダメでした。


彼じゃないとダメだった。

メリーゴーランドでも、スカートを気にした私に、差し出された手を掴めば、ふわり、と浮く体。


悲鳴をあげそうになったけど、思い立つ。


ふわり、と舞う体は、木馬の上に着地した。