「泣かしてまで、行かなくてもいいんじゃないの?男のエゴだよな」


「分かる。
ねえねえ、俺らが一緒に入ろうか?」


何ーーー?


私達を取り囲むように立つ五人の不良。

見るからに、の人に怯えてしまう。

「なんだよ。
お前らに、関係ないろ。行くぞ、咲」


私は歩きたくないのに、無理矢理暗がりのオバケ屋敷に。

不良も、その後を追うように歩く。


「おい、なんで付いてくる?」

星は、五人を睨んだ。