通話を終えた俺は、部屋へ戻ると赤い顔をした咲が起きていた。


「星………私なんで服っ」


着ている服に、違和感を持ったのであろう咲の顔は真っ赤だ。


「何、今さら赤くなる?
昨日全部見たろ、昨日の咲、可愛かった」


俺の言葉に、更に顔を赤くした咲。


甘い甘い声で囁くと、熱を持つのは咲の頬。



「リンゴみたい」

頬を触れば、身をよじる。

「星のバカっ」


恥ずかしいのか、またベットに潜る咲を抱き締めた。


不意に重なる視線。


躊躇うことなく、落としたキスは優しく優しく。